27/03/2024刊行
京都大学の3年間をまとめた初めてのポートフォリオ...
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27/03/2024刊行
京都大学の3年間をまとめた初めてのポートフォリオ
「人生は長くて短い旅なのだ」と。この3年間日本を旅して、自分の好きな風景を見て、好きなご飯を食べて、様々な時間を過ごして、そう思うことが多かったから、「旅」という意味を込めて名付けた。人生が一つの物語であるように、建築もまたストーリーであろう。この人生で一貫した考えなんて持ったことも考えたこともない。今を生きるのに精一杯で、ある人生の転換期から自分なりに考えて生きるようになった。建築ってなんなんだろう。本当に建築が好きなのかな。デザインという括りで物事を考えてみたら、楽しいって今は思えるようになった。答えはわからないけど、今思うと、「デザインとは人生を豊かに、色鮮やかにしてくれる」そんな処方箋のようなもの。そんな処方箋の中の一つに建築があるのではないかと。自分の好きな空間は「時間と物語」を感じるそんなデザインだ。「建築における唯一の正しい目標は、自然に建てることだ。やりすぎてはいけない。」アルヴァアアルトが残した言葉だ。自分のいる環境との関係性はある種のストーリーだ。自然との調和を掲げたアアルトの建築は、人間と自然との物語、人間と人間の物語、人間と建築の物語、そして時間を超えて受け継がれるそのものの物語、いろんな物語で満たされている。デザインのディテールはより人間に即したものになっている。人間中心なのに自然との対峙を大事にする姿勢には心打たれるものがある。いつかフィンランドに行ってアアルトの建築を見に行って、自分の家にはアアルトの照明とか家具を置くのがいつのまにか夢になった。夢に思うこととか、もしああだったらどうしようとか妄想してみること、これは今後自分の夢に向かっていく上で必要なことだと思う。実現不可能なことをいかにして近づけるかをこれからもこの先、いろんな場所へ行って、いろんな人と出会って、自分の腕で確かめていけたらと思う。
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